合同会社ハービックス(Harbrix)

港湾・漁港・海岸などの沿岸構造物の設計に従事しています


FXトレードによるファイナンス活動


チャート

前の記事で現物取引の中でも初心者向け、かつ2030年まで(さらにそれ以降)の長期間を保有することで高い勝率が期待できる暗号資産の投資を紹介しました。しかし、もう少し積極的に投資の勉強をしたいのであれば、信用取引であるFXをはじめるのも良いかと思います(自己責任ではありますが…)。私自身、会社員として働きながらFXを4年間続けていました。この記事では、その経験を簡単にまとめてみます。

※注意:以下を読む前に先に伝えたいことがあります。2024年からは私はFXトレードはほとんどやっていません。暗号資産投資でそれなりに稼ぐことができると確信したからです。また、2025年1月のトランプ大統領の就任以降は彼の発言で相場が支配されてしまいます。紹介する投資家心理のテクニカルよりも、ファンダメンタルな要素の影響が大きいです。もしかすると現時点ではファンダメンタルを研究する方が勝てるかもしれません。

FXとは?現物取引との違い

FX(エフエックス)とは「Foreign Exchange」の略で、外国のお金(通貨)を売買して利益を得る取引です。 ここでポイントになるのが「信用取引」であるという点です。以下に、現物取引と信用取引(FX)の違いを表にまとめました。

項目現物取引信用取引(FX)
投資効率手持ち資金の範囲内でのみ取引レバレッジにより、資金の数倍の取引が可能
リスク損失は資金の範囲内に限定資金以上の損失が出ることも(追証の可能性)
メンタル面の影響比較的落ち着いて取り組みやすい利益も損失も大きくなりやすく、心理的負担が大きい
兼業トレード時の影響急変動でも影響は比較的限定的急な値動きで一気に損失が出ることもあり、日中の管理が難しい

トレード技術が身につくまで

私は本業の業務がそれなりに忙しい中、時間を工夫してFXの学習と実践を続けてきました。 平日は仕事終わりに短期間のトレード、休日は過去チャートで検証作業。正直、かなり大変でしたが、「気合」でなんとか続けました。負けたり、悩んだりすることも多かったですが、少しずつ自分なりのルールやパターンが見えてきて、 4年をかけて「これなら勝てる」というトレード手法を築くことができました。

トレード技術の価値

FX市場には、銀行、ヘッジファンド、プロトレーダーなど、知識も資金も豊富なプロたちがひしめいています。彼らは秒単位で情報を処理し、緻密な分析と戦略で戦っています。そんな中で、片手間の学習や感覚的なトレードで勝ち続けるのは正直、非常に困難です。
だからこそ、FXで本気で勝ちたいのであれば、自分も「プロになる」覚悟が必要です。テクニカル分析、ファンダメンタルズ、資金管理、メンタル制御……全てが必要なスキルです。

しかし、FXに取り組む価値は「勝てるかどうか」だけではありません。学ぶ中で自然と身につく「チャートを読み解く力」は、今後、投資・経済リテラシー・ビジネス判断において非常に重要なスキルです。当然資産の構築にも役に立ちます。価格の流れ、トレンドの変化、出来高の意味──これらを読み取る力は、株式投資や仮想通貨、さらには日常の経済ニュースを理解する力にも繋がります。チャートを読める人は、世界の“今”と“これから”を数字の裏から読み取ることができるのです。

今後の時代、AIや自動化が進む中で人間に求められるのは「意味を読み解く力」です。機械がデータを出すなら、人はその意味を読み取って判断する役割に移っていきます。
チャートを読む力は、そうした「読む力」の最たるものです。FXで勝てなかったとしても、そのスキルは決して無駄になりません。むしろ、数字と動きの中から“本質”をつかむ力こそが、あなたの武器になります。

これまでの知識をスライドにまとめました【PDFあり】

これまでのFX学習・実践で得た知識を体系的に整理するため、スライド資料を作成しました。自分のために作成しましたが、 「これからFXを学んでみたい」「独学で迷っている」という方には参考になるかもしれません。 ぜひ以下からご覧ください。

以上、私のFXトレードの経験についてご紹介しました。 繰り返しますが、トレードによりチャートを読み解く力は今後の資産構築に必ず役に立ちます。記事が何か参考になれば嬉しいです。


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