合同会社ハービックス(Harbrix)

港湾・漁港・海岸などの沿岸構造物の設計に従事しています


暗号資産によるファイナンス活動


暗号資産

やりたいことを実現するためにはファイナンス活動が必須となります。私は2023年1月を境にビットコインを中心とした暗号資産の価値が安定し、かつ高まってきたことに気づき投資を進めています。以下の記事は私個人の知識の体系化のために作成しました。(読者の方に投資を薦めるものではありません)

ビットコインの特徴:

  1. だれでも使える(中央の管理者がいない)
  2. 改ざんができない(安全性が高い)
  3. インターネットだけでやり取りできる

これを支えているのが「ブロックチェーン」という技術です。

ブロックチェーンとは?

ブロックチェーンは、取引の記録を、世界中のコンピューターで同時に記録して共有する技術です。

たとえば、だれかがビットコインを送ると、その取引情報が「ブロック」にまとめられて、どんどんつながっていきます(これが「チェーン」)。

このしくみによって、

  • 情報の改ざんがほぼ不可能
  • 銀行のような仲介者がいらない
  • 取引がすぐに完了する

という大きなメリットがあります。

アメリカの投資会社「Ark Invest」の予想

**Ark Invest(アーク・インベスト)**というアメリカの投資会社は、「Big Ideas(ビッグアイデア)」という未来予測レポートを発表しています。

その中で、ビットコインについて次のように予想しています:

「2030年までに、ビットコインの価格は100万ドル(=1,500万円)を超える可能性がある」

なぜそんなに上昇すると考えられているのでしょうか?

理由は以下の通りです:

  • 世界中の投資家や企業がビットコインを「デジタルの金」として買いはじめている
  • 銀行口座を持てない国の人たちが、安全にお金をやり取りする手段として使っている
  • アメリカでは、ビットコインのETF(投資信託のような商品)が認められ、大きなお金が流れ込んでいる

ビットコインと暗号資産の未来予測(Ark Investのシナリオ)

項目現在(2025年)2030年予想(強気)
ビットコインの価格100万円〜1000万円約1500万円〜2000万円
暗号資産の市場規模約150兆円最大で数千兆円規模
利用者数(全世界)約5億人約50億人(世界の半数)

※Ark Invest「Big Ideas 2024」をもとに高木が簡略化して作成

なぜ投資対象として注目されているのか?

暗号資産が投資先として注目されている理由は、単に「値段が上がりそうだから」だけではありません。

それよりも、「社会全体のしくみを変える可能性」があるからです。

たとえば:

  • 銀行がなくても、お金のやりとりやローンができる(DeFi=分散型金融)
  • デジタル上で、土地や音楽、ゲームのアイテムなどを売買できる(NFT)
  • 海外送金や契約書の自動化が安く・速くできる(スマートコントラクト)

つまり、お金のあり方・働き方・商売のやり方そのものが変わる可能性があります。

ビットコインを中心とした分散投資銘柄

投資余剰金の半分をビットコインの購入にあて、半分をアルトコイン(ビットコイン以外)の購入にあてています。アルトコインが上昇・利確できれば、半分をビットコインの購入にあて・・・を繰り返し資産を構築します。アルトコインを含めた購入対象の銘柄を以下に示します。:

主な用途銘柄概要・特徴価格の安定性 ★1-5将来性 ★1-5ユースケース明確度 ★1-5
価値保存BTC初の暗号資産。デジタルゴールドと呼ばれる。★★★★☆★★★★☆★★★★★
国際送金XRP銀行間送金向けに設計された高速トークン。★★★☆☆★★★☆☆★★★★★
国際送金XLM個人向けの送金重視。XRPと類似。★★★☆☆★★★☆☆★★★★☆
スマートコントラクトETHDeFi・NFT等すべての基盤となるL1。★★★☆☆★★★★★★★★★★
スマートコントラクトADA学術研究重視で堅実なPoSチェーン。★★★★☆★★★☆☆★★★★☆
スマートコントラクトAVAX高速で安価な取引が特徴。DeFiに強み。★★★☆☆★★★★☆★★★★☆
スマートコントラクトSUI高速でスケーラブルな新興チェーン。★★☆☆☆★★★★☆★★★☆☆
スマートコントラクトSOL超高速処理。NFTやゲームで存在感。★★★☆☆★★★★☆★★★★☆
相互運用性DOTチェーン接続のハブ。パラチェーンが特徴。★★★☆☆★★★★☆★★★★☆
相互運用性ATOMSDKとIBCで他チェーンとの連携が容易。★★★☆☆★★★★☆★★★★☆
分散型取引所UNIDEXの代表格。トークンスワップの基盤。★★★☆☆★★★★☆★★★★★
分散ストレージFIL分散型のデータ保存を目指す。★★☆☆☆★★★★☆★★★★☆
分散ストレージICP分散型インターネットを志向する野心的プロジェクト。★★☆☆☆★★★★☆★★★☆☆
高速決済KASDAG構造により高速ブロック生成。★★☆☆☆★★★★☆★★★☆☆

用途カテゴリ(5分類)

  1. 価値保存:インフレヘッジ・長期保有目的(BTC)
  2. 国際送金:迅速・安価な海外送金(XRP、XLM)
  3. スマートコントラクト:DeFi/NFT/アプリ開発基盤(ETH、ADA等)
  4. 相互運用性:ブロックチェーン間接続(DOT、ATOM)
  5. 分散型サービス:取引所やストレージの分散型提供(UNI、FIL、ICP)

備考

  • スコアは2024年時点の市場動向、ユースケース、技術信頼性に基づいた評価
  • 「価格の安定性」はボラティリティ(変動率)と市場成熟度から算出

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